みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
前回は、ANAカード全20種のうち、一般カードとワイドカードの紹介をさせていただきました。
今回はその続編となるゴールドカードとプレミアムカードを紹介していきます。
ANAゴールドカードを比較
はじめに、ワイドカードのワンランク上に位置しているゴールドカードを比較していきましょう。
ゴールドカードは、その名の通り券面がゴールドに輝いており、高級感がありますね。なお、ANAダイナースカードは券面がゴールドではありませんが、このゴールドカードに分類されています。
ゴールドカードの特徴は、空港ラウンジが無料特典で付いていることや旅行保険が充実していることがあります。
その分、どのカードも年会費が10000円以上となっていますが、10マイル移行手数料は無料となっており、さまざまな特典やトータルコストを考えるとそこまで高額なカードとは言えないかと思います。
また、SFC修行を考えている方には非常におすすめのカードとなっています。SFC修行をする際に、陸マイラーの方はANA SKY コインを利用して航空券を買うことがあると思いますが、その際、以下のようにゴールドカードを保有していると交換レートが高くなるというメリットがあります。
SFC修行についての詳しい記事は以下をご覧ください。
それでは格安なものから富裕層向けの高級カードまであるゴールドカードを1枚1枚紹介していきます。
ANAゴールドカード(VISA/マスター/JCB/AMEX/ダイナース)
①ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード
〈メリット〉
・年会費割引があり、最もお得なゴールドカード。
・ボーナスポイント制度があり、還元率が高い。
〈デメリット〉
・楽天Edyへのチャージでマイルがたまらない。
なんといっても、このカードの魅力は安くゴールドカードが持てるという点です。一般カードやワイドカードと同様、マイ・ペイすリボへの登録と年1回以上の利用に加え、web明細サービスに登録すると年会費が¥14000+税から¥9500+税となります。もちろん、10マイル移行手数料は無料なので、前回も軽く触れたように、カード年会費と10マイル移行手数料のトータルコストを考えると、ワイドカードが¥12250+税になるのに対し、ゴールドカードは¥9500+税と安くなります。
また、SFC修行を考えている方は、SFCに切り替えの際には同様の条件で年会費は¥10500+税と安くなるため、あらかじめこのカードに入会しておくとよいかもしれません。
ボーナスポイント制度に関しても一般カードやワイドカードと同様の2つがあり、最大還元率は1.648%と非常に高くなっています。この数字の根拠などについては今後紹介させていただきますね。
デメリットに関しては特に見当たらなかったのですが、しいて言うならゴールドカードの中では同様に安価で持てるJCBブランドでは可能である楽天Edyへのチャージでマイルがたまらないという点くらいでしょうか。
以上のように、このカードはトータルバランスが優れており、多くの方におすすめしたいカードとなっています。
②ANA JCB ワイドゴールドカード
〈メリット〉
・楽天Edyへのチャージでマイルが貯まる。
・年間カード利用額に応じて翌年度のポイントレートが上がる。
・旅行保険の最高補償額が高い。
〈デメリット〉
・年会費割引がない。
このカードのメリットは、楽天Edyへのチャージでマイルが貯まることと旅行保険の最高補償額が年会費が同額のVISA/マスターブランドに比べ高くなっているということです。
また、年間のカード利用額に応じての翌年度のポイントレートアップ特典が一般カードやワイドカードの最大20%から最大25%に上がっています。
ですが、ポイント還元率はVISA/マスターブランドより劣っており、年会費割引などもないので、JCBブランドへのこだわりがないのであれば、VISA/マスターブランドの方がコスパがよいかもしれません。
③ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
〈メリット〉
・ANA航空券や旅行商品など、ANAグループでのカード利用でポイントが2倍になる。
・ポイントが無期限。
・旅行傷害保険や各種プロテクションサービスが充実している。
・空港から自宅への荷物の配送が無料。
〈デメリット〉
・年会費が高額。
このカードはANAの飛行機を頻繁に利用する方におすすめとなっています。ANA航空券の購入など、ANAグループでカードを利用するとポイントが2倍になります。また、ポイントは無期限になるので、ポイントの失効を気にする必要もありません。
そのほか、一般カードと同様、AMEXブランドならではのさまざまな特典が付帯しています。
その分、年会費が¥31000+税と年会費割引後のVISA/マスターブランドの3倍以上となっており、ゴールドカードの中でも最も高額となっています。
特典は充実していますが、年会費が高額なので入会はよく吟味する必要があるかもしれませんね。
④ANAダイナースカード
〈メリット〉
・国内・海外850ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる。
・ポイントが無制限。
・空港から自宅への荷物の配送が無料。
〈デメリット〉
・年会費が高額。
このカードは券面がゴールドではありませんが、ゴールドカードに分類されています。
最大の特徴は国内だけでなく海外の空港ラウンジが無料で利用でき、対象ラウンジ数は850か所以上に及んでいるという点です。
また、AMEXブランドと同様、ポイントが無期限となっており、海外旅行からの帰国時に空港から自宅まで、カード会員1人につきスーツケース1個を無料で配送してくれます。
そのほか、ダイナースクラブ独自の特典も多くついています。
このカードについても年会費がネックとなり、¥27000+税となっています。入会については身の丈に合っているかを吟味する必要があるでしょう。
ANAゴールドカードの選び方
ここまで、4枚のゴールドカードを紹介させていただきましたが、一概にゴールドカードといっても、年会費や特典内容を考えると、VISA/マスター・JCBとAMEX・ダイナースと2つに区分することができるでしょう。
前者は、誰でも入会を考えられる安価なカード、後者はどちらかというと富裕層向けのカードとなっていますね。
人それぞれ、何を目的としてカードに入会するのかということを考え、入会するカードを考えるべきかと思います。
ANAプレミアムカードを比較
プレミアムカードはゴールドカードを超える最上級に位置するカードとなっています。
入会・継続マイルが10000マイルとなっており、毎年自動的に10000マイル貯まります。また、ボーナスマイルが非常に高く、通常マイルの50%がボーナスマイルとして上乗せされます。
ショッピングで貯まるマイルも100円で1~1.5マイルと非常に高くなっています。
さらに、プライオリティ・パスを無料発行でき、ANAが運営する空港ラウンジ(国内)を無料利用できます。
ですが、なんといってもネックとなるのが年会費の高さ。いくらマイル付与レートが高いとは言っても、私のような一般人が年会費の元を取ることはできないと思います。
ANAを快適に利用したいのであれば、SFCの取得を目指した方がよいでしょうし、プライオリティ・パスを目的とするならば他社のカードを検討した方がよいでしょう。
したがって、多くの人が入会する必要はないかと思われます。
ですが、一応それぞれのカードの紹介のみしておきますね。
ANAプレミアムカード(VISA/JCB/AMEX/ダイナース)
①ANA VISAプラチナ プレミアムカード
〇年会費:本会員¥80000+税、家族会員¥4000+税
〇ショッピングマイル:100円=1.5マイル
〇ANA航空券マイル:100円=3.5マイル
〇ポイント有効期限:4年
〇搭載電子マネー:iD
〇Apple Pay:〇
②ANA JCB カードプレミアム
〇年会費:本会員¥70000+税、家族会員¥4000+税
〇ショッピングマイル:100円=1マイル
〇ANA航空券マイル:100円=3マイル
〇ポイント有効期限:5年
〇搭載電子マネー:Edy
〇Apple Pay:〇
③ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
〇年会費:本会員¥150000+税、家族会員 無料
〇ショッピングマイル:100円=1マイル
〇ANA航空券マイル:100円=4.5マイル
〇ポイント有効期限:なし
〇搭載電子マネー:なし
〇Apple Pay:〇
④ANAダイナース プレミアムカード
〇年会費:本会員¥155000+税、家族会員 無料
〇ショッピングマイル:100円=1.5マイル
〇ANA航空券マイル:100円=4.5マイル
〇ポイント有効期限:なし
〇搭載電子マネー:Edy
〇Apple Pay:×
ANAプレミアムカードの選び方
先ほども申し上げましたが、多くの方がこれらのプレミアムカードは比較対象外になるかと思います。
AMEX・ダイナースに関しては年会費が15万円を超えており、もはやどうすれば元を取れるのかというレベルに達しています。
プレミアムカードに入会を考えている方は、本当に必要なのかということをもう一度考え直す必要があるかもしれませんね。
まとめ
ここまで2回にわたってANAカード全20種を比較してきました。自分にぴったりのカードを見つけることができたでしょうか。
メインカードとするカードは長い期間、世話になることになると思うので、よく吟味して入会するようにしましょうね。